+
+
+
+
+
+
文学と成熟
+
■ 2013-09-26、27
■ 日経新聞にこんな記事があったが、・・・
■ まず、ほんまかいな、と思う。
>> 確かに、・・・
>> いま外国人に「日本の作家を教えてほしい」と聞いても、・・・
>> ・・・以外はほとんど名前が挙がらない。
>> ・・・という先入観がある。
■ どの程度のことを、誰に、聞いたか知らんが、いいかげんなものだ。
■ それに、逆に、日本国内で、ある国、例えばアメリカの現代の作家を教えて、と訊いてどの程度の答えがあろうか。
■ この出だしの部分は、この記事を書いた人の認識にすぎないように思われる。
List of novelists by nationality - Wikipedia, the free encyclopedia
List of literary awards - Wikipedia, the free encyclopedia
+
■ もうひとつ、この記事で、記者ではなく、ロジャー・パルバース自身があげていると思われる人は、・・・
小林一茶 宝暦13年5月5日(1763年6月15日)- 文政10年11月19日(1828年1月5日)
正岡子規 1867年10月14日(慶応3年9月17日) - 1902年(明治35年)9月19日
与謝野晶子 1878年(明治11年)12月7日 - 1942年(昭和17年)5月29日)
坂口安吾 1906年(明治39年)10月20日 - 1955年(昭和30年)2月17日)
井上ひさし 1934年11月17日 - 2010年4月9日
そして、・・・
宮沢賢治 - Wikipedia 1896年(明治29年)8月27日[1] - 1933年(昭和8年)9月21日)
■ これらの人で、井上ひさしを除き、現代の人とは言いにくい。
>> 確かに、夏目漱石、谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、阿部公房、・・・
■ これらの人をあげて、現代の作家についての話になるのか、と思えば、・・・
■ そうではないようだ。
■ この新聞記事をまとめた人の意識と、ロジャー・パルバースとの話がつながらない感じだ。
■ ロジャーという人の言うことをろくに聞いていない、ということか、・・・
■ ついでながら、・・・
■ 現代文学について、ということであれば、・・・
■ 例えば、アメリカという国と日本という国の歴史の長さに対する認識はないのだろうか。
>> 欧米では文学は西洋人が作ったという意識がいまだに強く、
>> 日本文学に対して「西洋ほど成熟していない」という先入観がある。
■ そのような先入観があるとは思えない。
■ むしろ、日本に対して、劣等意識があるように感じられる。
■ 芸術における、ジャポニズムなどはその典型だ。
■ アメリカの日本研究は、従来、いわば、敵国を知るという立場でなされたと思われる。
■ また、現状でも、必ずしも文化を理解するという態度ではないように感じられる。
■ 量りかねない精神構造を持っているのではないかと、恐れを抱いているようにも感じられる。
■ 「欧米」、という言葉は、ヨーロッパとアメリカであるが、アメリカの文学がどれほど成熟しているというのか、・・・
■ ヨーロッパにしても、事あれば、武力による解決方法を選ぶなど、・・・
■ あるいは、宗教的対立が存続している現状からも、・・・
■ 人間性から見て、成熟した文学を作り出す基盤があるとは思えない。
■ 「成熟」、って何なのかね、・・・
■ 文学は、言葉で作り上げるモノだが、日本語における外来語の取り入れ方にはかなり柔軟性があり、・・・
■ 悪く言えば、何でも取り入れてしまう感じだが、それが、言葉の世界の厚さを意味し、・・・
■ 同音異義語など数知れなく、かな交じ、カタカナ交じりの日本語が難しいなどと言われもする。
■ それは、言葉の成熟度を表す。
■ 文学で表す、例えば人間の、人間社会の、あるいは思想の成熟と、・・・
■ 文学自体の成熟とを混同してはいないのか、・・・
■ 和歌における掛詞など、文学の成熟度を表している。
■ 和歌の歴史を振り返ってみるといい。
■ また、言語自体、複数形、とか、過去形・現在形など、人称、モノの「性」、抽象表現、・・・
■ 例えば、英語の豚と豚肉の違いなど、区別べきこととも思えない。
■ また、主語がなければ、なぜ話は通じないのか、・・・
■ 言葉自体の発展度合いが低い、という感じを受ける。
■ 例えば、主語をなくして小説として成り立つものを英語で書いてみたらどうか、・・・