+
+
+
+
+
+
生き様
+
■ 2013-09-17
■ どれにしようかな、と思ったが、結局、レイモンド・チャンドラー著、清水俊二訳、プレイバックを先に読んだ。
■ やっぱり、以前、読んだことがあったな、ということが分かった。
■ 昔は、筋が、面白いかとうか、そういうことで読み飛ばしていたのだろう。
■ 作者が何をいいたいか、ということを考えながら読んだわけではなかったような気もする。
■ 探偵もの、推理小説としては、そんな読み方になるのだろうけれど、・・・
■ 昔読んだ本を読んでみようかな、と思うのは、そういうことではない。
■ 今回は、作者の意図の他に、言葉というか、訳が気になった。
■ だから、主人公の行動・言葉を全体的に、いわば一個の人格としてみてみようと思ったのだ。
■ 当時の時代背景の中で、一人の人間のありかたを作者は書いたようだ。
■ 人はどうであれ、社会はどうであれ、あるいは、相手がどうであれ、自分はこうだ。
■ 自分が納得できることをした。
■ そういうことだろう。
■ 乱れ偏った世の中、女や金や権力や暴力、そんなものに左右されない。
■ たとえ、それで暮らしが経済的に苦しくても、・・・
>> 立ち入ったことを訊くようだが、
>> こんなことをしていくらになる
>> こんどの仕事はいつものとはいささかちがってるんだ
>> じつをいうと一文にもならなかった
>> ホテルから五千ドル払おう
・・・
>> 君はいらないのか
■ 昨今、生活保護で、つまり、人の金で、生きている人もいるようだ。
■ 仕事ができない体ならいざしらず、働くより楽だから、というようなことでそうするのか、どうかしらないが、・・・
■ 情けないと思う。
■ 時代背景や国も違うが、・・・
■ いわば、一人の人間としての生き様、とでもいおうか、・・・
■ そんなことを、レイモンドチャンドラーは最後の長編として書いたようだ。
■